アメリカに留学中の娘が、冬休みで日本に一時帰国していました。約1か月日本に滞在しました。
アメリカに戻る予定日の直前に、体調がすこぶる悪くなりました。診断の結果、線維筋痛症の疑いで、予定通りアメリカに帰れなくなりました。
Contents
突然の病気・・とりあえずアメリカには戻れない
線維筋痛症は原因不明の病気で、3か月痛みが継続しはじめて確定診断がつきます。血液やレントゲンなどの検査では全く異常がないのもこの病気の特徴です。現時点では疑いなので、はっきりしたことはわかりません。
とにかく全身の痛みがひどく、すぐにアメリカには戻れない状態でした。そして、痛みが続くなら強いお薬を飲まなければならないため、日本での治療が必要になってきます。
休学するか、はたまた1~2週間で治って帰れるか、まったくわからない状態でした。
とりあえず、現時点では帰れないため授業がうけれません。授業にでれなければ、単位を落とすことになります。すなわち退学です。それならばいっそのこと休学した方が良いか、しばらくの間日本でオンラインで授業は受けれないものかなど考えました。
飛行機もキャンセルしなければなりません。
帰国予定日をかいたI-20はどうなるのでしょう?何か手続き必要なのでしょうか。
そうこうしているうちに、痛みがみるみる軽減し、最初の診断から4日目、他院で、線維筋痛症ではなく、何かしらのウィルスで筋痛症をおこしたのではとのことでした。
線維筋痛症ではないことがわかり、一週間遅れでアメリカに戻れることになりましたが、病気によってアメリカに帰る日が延期されると、どんな影響があったのか、娘の場合の実際を書いていきます。
新学期から1週間もおやすみした場合単位は大丈夫?
娘は結局一週間近く大学をお休みをしたことになります。
具合が悪くなってアメリカに戻れないとわかってからすぐに、留学生の担当者、自分の今学期受ける教科の教授にすぐにメールをして、現状を説明しました。
現状ではいつ戻れるかわからない、一週間か一か月かもわからない。できれば休学ではなく、大学を継続したいので、戻るまで日本でオンラインで授業をうけることはできないか、もしくは休学を決意するならどれくらいなら待ってもらえるか(学費も含め)などをメールで確認しました。
娘の大学では教授のメールアドレスは大学の生徒に公開されており、直接やり取りができるそうです。
まず、オンラインで学期を継続することは難しいとのことでした。
教授によっては、一週間ほどなら大丈夫といってくれる教授もいましたが、中にはメールアドレスがわからない教授もいたため、その教科の単位を落とすのでは、とヒヤヒヤしていました。
時差もあり、学校が始まる朝9時は日本の夜中の0時。さらに雪で大学は3日間閉鎖され、教授や担当者ともうまく連絡がとれませんでした。
結論からいいますと、授業にでれなくても待ってもらえるかは教授次第とのこと。学費は支払期限日より一週間以内に、休学申請すれば返金可能とのことでした。
今回は一週間程度の遅れだったので、なんとか休学もせず、単位を落とすこともなく復帰できましたが、これ以上長引いたら休学することになったと思います。
飛行機のキャンセル変更について
今回DELTAで帰りの航空券をとっていました。DELTAは飛行機のキャンセルは出発直前まで3万円とのことでしたので、ぎりぎりまでキャンセルせず体調の回復を待ちました。しかし出発当日にはとても帰れる状態ではなく航空券はキャンセルすることにしました。
ネットで調べると、診断書があるとキャンセル料が無料になったなどという書き込みがあったので、念のためDELTAに聞いてみました。診断書は英文で用意はしていました。
DELTAのカスタマーに連絡すると、診断書をメールで添付してください、1時間後に結果をお知らせします、とのことで、メールに添付しました。一時間後といあわせると、キャンセル料はかからず、全額返金という配慮をしていただきました。
さすが、大手は違います。
格安航空券は、予定通り旅行するならば安くていいのですがキャンセルはできないので、全額捨てることになります。(診断書がある場合はこの限りかはわかりません。)DELTAはたとえ診断書がなくてもキャンセル料3万円を差し引いた航空代金は返金されます。
留学中は精神的にも身体的にも不安定であり、こういったことも起きかねないので、多少高くても公式のエアラインでとる方が良いのかもしれません。我が家は以降、公式エアラインでとることを心に誓ったのでした。
症状回復 娘はアメリカに戻りました Ⅰ-20は大丈夫だった?
アメリカに戻っていいと、ドクターよりOKが出たので、早速翌日にアメリカに帰ることになりました。3日前に航空券をキャンセルしたばかりだからなのかわかりませんが、オンラインでチケットが取れませんでした。
カスタマーセンターが開くのは帰国希望日の朝9時。ぎりぎりですが、カスタマーに連絡し無事チケットが取れました。私は午前仕事だったので、昼に帰宅し、チケットが取れたことを娘に聞き、19時20分の羽田発の飛行機に娘をのせるため、全力で娘の出発準備を手伝いました。
コメも、炊飯器も、ファンヒーターも持った、預ける荷物は2個!おさまった。スーツケースをしめると・・・なんとファスナーが壊れているではないか!!
羽田に向かう途中、ドン・キホーテで5分でスーツケースを買い、羽田の駐車場でスーツケースの中身を入れ替え、なんとか出国手続きの時間に間に合いました。
いよいよ出国です。
夫が会社から羽田に駆け付けていたのですが、あとわずか間に合いません。娘とハグをしてお別れをしました。涙が出ました。体調が悪くならないか心配でしたし、またさみしくなるなと。
娘は5か月後には会えるんだよ、と笑って旅立ちました。
夫をぎりぎりまで待って出国審査を通ったので、館内放送も入り、ぎりぎりだったためか麻薬検査もされたそうですΣ(・□・;)
入国審査は乗り継ぎ地のロサンゼルス空港です。Ⅰ-20には帰国予定日が記されているので、大学の担当者より、入国審査で診断書をみせるかもしれない、もしかしたら大学に電話をかけてそのことを証明しなければならないかもしれないといわれていたそうです。
実際全く声もかけられなかったそうで無事入国できたそうです。
まとめ
留学中、一時帰国で病気になった場合、授業に関しては、遅れることを教授に相談をし最善の策を考える。
大学に提出するための診断書は必ず取っておく(英文)入国審査で必要になるかもしれない。
このような時のために、航空券はキャンセル可能な公式エアラインがおすすめである。
そして今回感じたのは、お金は十分備えておくこと。航空券は下手したら二回分とられていたかもしれませんし、突然スーツケースが壊れて15000円、そんな出費もありました。その他、アメリカに戻るにあたり、お土産や電化製品など必要な物を買うには結構費用がかかります。
親として、お金を十分用意して、緊急時も対応できることは大事なことと感じました。
留学って大変だ~。今回つくづく感じました。
かわいい子には旅をさせよ
このブログがこれから留学を目指す方、留学させたい親御様のために少しでもお役に立てれば幸いです。
人気ブログランキング参加中です。このブログがためになったと思いましたらクリックお願いします!