「かわいい子には旅をさせよ」
とは、よく言ったものです。
子供の旅立ちはうれしいものですが、旅立ちとともに親も子離れをしなけばなりません。
「かわいい子には旅をさせよ」は先人が、親に向けて、「子離れしなさい」と言っているように感じるんです。
「かわいい子には旅をさせよ」の意味
【意味】
可愛い子には旅をさせよとは、我が子が可愛いなら、親の元に置いて甘やかすことをせず、世の中の辛さや苦しみを経験させたほうがよいということ。
【注釈】
自分の家を出て、なじみのない土地で暮らすことは苦労や困難も多いが、子は親元を離れ辛く苦しい体験をしてこそ成長するものだということ。
昔は現代のように交通機関が発達していなかったので、旅は辛く厳しいものであったことから。
「いとしき子には旅をさせよ」「思う子に旅をさせよ」ともいう。
出典 故事ことわざ辞典http://kotowaza-allguide.com/ka/kawaiikoniwatabi.html
そうですね。意味はその文字の通りです。子供には、広い世界に出て、親元を離れ、苦労や困難を体験させることが必要なんですね。
それは同時に、親にも覚悟が必要になるいうことです。留学を決めて、旅立つまで、自分は覚悟していたつもりでした。でも、こんなにつらく、さみしいものなんだ、と今実感しています。
留学を考えている親御さんには、本当に覚悟が必要で、それはとっても辛く、さみしいことなんだと、知っていてほしいんです。
留学は大変なことの方が多い
留学して2週間がたちました。たった2週間ですが、この2週間は子供にとって、とても大変な2週間になります。
毎日のようにLINEで、娘から報告が来ます。これは日本にいても毎日会話をするのと同じ感覚です。
おはよー、今日はさ・・・・
といった感じですが、大体毎日問題がおきています。
まず女子寮問題。彼氏連れ込み問題。食事とれない問題。それにより緑と白い便が出た問題、熱が出た問題。
ベットセットが届かない問題、注文した教科書が届かない問題。
日本人の女の子は軽い、と思われていて、男子としゃべっていると、ビッチとどこからか聞こえてくる問題。なのに、すごいナンパされる問題。
土曜日曜、田舎過ぎて、何にも出来ずホームシックになった問題。
授業が始まりなまりの強い早口の先生の授業がやばいほど難しくめちゃくちゃ宿題があった問題。
部活に入れると思っていたのに、スポーツ推薦が多く、今年はスポセン以外必要ないかも、オーディションしないとはいれないかも、といわれた問題。
子供は楽しかったことも報告してくれますが、まず大変なこと、問題になっていることを聞いてほしいものです。
これらの問題は、娘が現地ですべて解決すべきこと。ただ、聞いてほしいだけですので、私もアドバイスしながら励まします。
あまりに心配しすぎると体を壊すので、心配はしないよう娘を信じて解決を待ちます。
でもそれが、結構しんどい。時差もありますし、問題の相談はあっても、解決した報告はこちらから聞かないと、返ってこない。子供ってそういうものですよね。
そう、それが親がすべき覚悟なんです。留学は、日本にいるときより、あきらかに問題や困難が多いんです。だから、問題が起きて当たり前、というスタンスで構えなくてはなりまん。
そして時差。日本とアメリカの分、倍の時間生きているような気がしてすっごく疲れます。
時々なみだがでます
これは、私が子離れできない証拠ですね。
娘に会いたいな~と思ったら最後、涙がでてきます。だって、毎日たわいもない会話していた娘が急にいなくなるんです。
昨日は、我慢できず、次女の前で泣いてしまいました。
「お母さん、さみしくて、会いたくなっちゃったの」と。よしよし、と慰められましたが、次女も最近私の布団に入ってくるので、2人部屋で過ごしていたので、長女がいなくてさみしいんだと思います。
同じように、長女もホームシックになっていて、同じころ泣いていたようです。親子って同じ時間に泣くんですね。不思議。
でも、こういう過程を経て、子は親離れ、親は子離れするんです。
私が毎回決まり文句でブログに書いている、「かわいい子には旅をさせよ」
これは、私に対し、自分で自分を奮い立たせる言葉なんです。
「覚悟してかかれよ!」てね。
留学をかんがえたら、その先にはこういう事もある、そんなことを知ってほしくて書いてみました。
かわいい子には旅をさせよ
このブログがこれから留学を目指す方、留学させたい親御様のために少しでもお役に立てれば幸いです。
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